気づくこと、行動すること 2014/07/03 (Thu)

安達かずみです。

今日は宇佐市立長峰小学校のＰＴＡの方を対象に人権講演をしました。

アメアメフレフレ母さんが蛇の目でお迎え嬉しいな。ピッチピッチチャツプチャツプランランラン

のあめふりを皆さんに歌っていただきましたが、北原白秋の作ったこの歌、５番まで歌うこと、ないですよね。

柳の木の下で泣いている人に気づき、その人に、お母さんが持ってきてくれた自分の傘を、提供する。

大変な人、困っている人、辛い思いをしている人に気づき、そして、自分の出来る事を行動に移す。

キミキミこの傘さしたまえ。

こんな言葉を言える子供、今時いないかも知れないけど、この歌に出てくる僕が育ち生活している家庭は、お父さん、お母さんは、きっと立派なのだろうなと、そこまで想像できます。

気づくことも、行うことも、親の姿そのものなのかもしれません。

体で覚える 2014/07/02 (Wed)

安達かずみです。

岩手県にある認知症高齢者のためのグループホーム。高台にあったため、津波の被害はなかったが、避難所になった。普段は10人ほどで静かにくらしていたが、この時は百数十人が駆け込んできた。入所者はパニック状態になったが、翌朝、ガスが使えないので古いかまどに火をつけようとしたが、うまくいかない。その時に入所者の一人が上手に火を起こし、温かいご飯を避難してきた人たちに配る事ができた。

この話を一緒に読んだ娘が、認知症なのに火の起こし方は覚えてるの？と。

毎日のように繰り返しやった事は、脳ではなく、体が覚えているのでしょう。

もし、人が、老いを迎えるために今、生きているとしたら、この体で覚えるという事柄をいくつ持っているのかが、その人の財産になることは間違いないようです。
そしてこのお話のように、この財産は人のためにもなりそうです。

この町には、高齢者と子供達がふれあう施設もできたそうです。

働きながら学ぶ 2014/06/28 (Sat)

安達かずみです。

北海道天売島では、働きながら学ぶのが普通だそうです。
二人しかいない、通信制高校の卓球部員の一人が、全国大会の出場を勝ち取ったそうです。

私の二人の息子も通信制高校で働きながら高校を卒業しました。
ですから、こういうニュースは自分の子供の事のように嬉しくなります。

厳しい環境の中で学んだ人が、素晴らしく痛快な人生を生きられるのだという証明役として、通信制や、定時制の人たちには、頑張ってもらいたいです。

今、君といる。だから、ありがとう 2014/06/26 (Thu)

安達かずみです。

今日のコンサート（福祉協力員の研修会）では、最後にこんな歌を歌ってもらいました。

今、君がいる
だから、ありがとう

ボラーレのさびの所でこのフレーズを。

人の事どころではない、という、自分を乗り越えて、人といる。その事自体が自分の心の宝を増やしてくれる。だから、ありがとう。

そんなメッセージ、受け取ってもらえたら嬉しいな。

落ち込みの点を線にするな 2014/06/18 (Wed)

安達かずみです。

友人のＡさん、ボーッとしていて、交差点で追突事故をしてしまいました。
小さな子供さんをのせていましたが、何事もなく、良かったとその日は言っていましたが、次の日、追突した相手の人のお宅にお詫びに行くと、その奥さんからさんざん怒鳴られたそうです。
それで今度は落ち込んでいました。

生きていると、良いことばかりではなく、なんで私がこんな目に合わなきゃならないんだろうと思うようなことにも遭遇します。
同じ内容の事であっても、その事柄で、自殺する人もいるかもしれないし、病気になる人もいるかもしれない。
その事があって何ヵ月も泣き続ける人もいるかもしれない。
反対に、そこから人のために動き始める人もいる。

落ち込むような何かがないのが幸福なのではなく、落ち込むような何かが自分の人生に悪い影響を及ぼさない。及ぼさないどころか、そこからパワーアップして生きる人の事を、幸福な人と言うのだと思うのです。

命が落ち込んでいるのか、喜んでいるのか、それは一瞬一瞬の点の集まりです。落ち込んでいる命も点に過ぎないのに、わざわざ線にする必要はないのです。
次の点で喜びにすることも人間には出きるはずです。

幸せな人間のランク付けをするとしたら、高いランクの人は間違いなく、落ち込みの点を即座に喜びの点に変えられる人なのだと思うのです。