語らいの中の宝 2010/01/23 (Sat)

安達です。
昨日のホームコンサートで嬉しい事が二つありました。
コンサートが終わってお茶をいただいていた時に隣に座っていた奥さんが、ちょうど１０年前の中学校でした私のコンサートを聞いていた人で、「あの時話されていた息子さん、お元気ですか？」と尋ねて下さいました。
長男が不登校になった時だったので、コンサートの中でその話をしたのを覚えていらしたのです。
その奥さんの娘さんは、中学生の時に不登校になったそうですが、今は、大学に行ってます。中学に行ってないので、数学がついていけないと言って、毎週、お隣の県から帰って来て、ご主人に数学を習っています。気の短かったご主人も、そのお陰で、随分穏やかさを身につけました。二人は最後には必ずケンカになってしまうのですが、それでも、娘さんは毎週、帰って来られます。
お父さん、最高に幸せですね。それをニコニコしながら、見ているお母さんも、数年前には想像もできなかった喜びを感じているでしょうね。
その奥さんの隣に座っていた方は、最後の曲の前に入って来られました。
ちょうど、甥のナオちゃんの話をしていた時でした。この話は前回のブログの内容です。 その話の後、「母」という曲を演奏しました。彼女がその時に泣いていたのは気づいていました。
彼女は少し前まで学童保育の先生をしていたので、私の話で、子供達の元気な笑顔を思い出し、その後に「母」を聞いて、更に感動したとの事。数え切れないほどの子供達の「母」を長い間されてきた、その人に良いプレゼントになったのかもしれません。
こうした語らいの中に、沢山の宝があるんですね。