浅きを去って 2010/01/27 (Wed)

安達です。
昨日、今日と、ＳＧＩ記念提言を読みました。
経済的危機で、不幸になり、経済的に富めば、幸福になると感じているのは、価値基準が金銭にしかない、小人の価値観である。 この人類全体に蔓延している病理を自覚せねばならない時が、今なのではないか。
この価値観、死につつある善や正義を復活させる為に必要なのは、他者性の尊重であり、他者性の習慣であると、池田氏は述べています。
私自身、他者を尊重したり、自分の考えの中に他者を入れる習慣があるかと言われれば、「うーん」と考え込みます。
池田氏は、一瞬一瞬が、精神闘争であり、苦悩、葛藤、逡巡である。その緊張の選択、より善であり、より正義であり、より他者を尊重した選択をし続ける歴史を作る生を生きる事こそ大切な事だと言われています。
自分自身の一瞬の選択を、浅いものからより深いものに変えていく、人や環境のせいにせず、まず自分がこの歴史的生を生き始めなくてはと感動と決意で読みました。