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安達です。
中央公論4月号掲載の「科学と宗教の対談」を読みました。茂木氏の質問に池田氏が答えるという手紙のやりとりです。
私達が普段疑問に思っている事を、よくぞ訊いて下さったとまず、その点に感謝しました。
茂木氏は、宗教批判に対して、池田氏がどう思うかを尋ねます。
池田氏は、宗教がどんな反論も受け入れないのではなく、あらゆる反証と誠実に向き合い、科学と同様に、実証されるべきであると言われます。その目安として、
「人を、強くするのか、弱くするのか。
善くするのか、悪くするのか。
賢くするのか、愚かにするのか」
という、大変分かりやすい言葉を示しています。
茂木氏の話の中で、興味深く思ったのは、脳のミラーニューロンとデフォルトネットワークという機能です。
ミラーニューロンは人のしている行動でも自分がやっているように感じられる機能なので、相手の気持ちを分かる力が私達にはあるのです。だから、対話ができます。対話は人間にしかできない奇跡なのです。
デフォルトネットワークは、今までやった事がない事をする時に働く機能です。悩みとは、世間の当たり前を離れて、最初から自分で考えなくてはならない事です。だから、まさに、悩みこそが、デフォルトネットワークを活動させるというのです。
茂木氏の「脱組織」の考えに対して、池田氏の、「人間のための組織」は永遠に戦い続けて作るべきだという考え方。池田氏は八十歳を越えていますが、未来に、絶対の希望を持って生きておられる青年の情熱を感じました。
対話とは、違いから学び、開き、結ぶ行為だと、本文の中にありましたが、この対談は、その理想的な対話のお手本を示して下さったと思います。
「人を幸福にする人が真に幸福
人を自由にする人が真に自由」(本文から)
人間万歳と言いたくなる読後感です。
中央公論4月号掲載の「科学と宗教の対談」を読みました。茂木氏の質問に池田氏が答えるという手紙のやりとりです。
私達が普段疑問に思っている事を、よくぞ訊いて下さったとまず、その点に感謝しました。
茂木氏は、宗教批判に対して、池田氏がどう思うかを尋ねます。
池田氏は、宗教がどんな反論も受け入れないのではなく、あらゆる反証と誠実に向き合い、科学と同様に、実証されるべきであると言われます。その目安として、
「人を、強くするのか、弱くするのか。
善くするのか、悪くするのか。
賢くするのか、愚かにするのか」
という、大変分かりやすい言葉を示しています。
茂木氏の話の中で、興味深く思ったのは、脳のミラーニューロンとデフォルトネットワークという機能です。
ミラーニューロンは人のしている行動でも自分がやっているように感じられる機能なので、相手の気持ちを分かる力が私達にはあるのです。だから、対話ができます。対話は人間にしかできない奇跡なのです。
デフォルトネットワークは、今までやった事がない事をする時に働く機能です。悩みとは、世間の当たり前を離れて、最初から自分で考えなくてはならない事です。だから、まさに、悩みこそが、デフォルトネットワークを活動させるというのです。
茂木氏の「脱組織」の考えに対して、池田氏の、「人間のための組織」は永遠に戦い続けて作るべきだという考え方。池田氏は八十歳を越えていますが、未来に、絶対の希望を持って生きておられる青年の情熱を感じました。
対話とは、違いから学び、開き、結ぶ行為だと、本文の中にありましたが、この対談は、その理想的な対話のお手本を示して下さったと思います。
「人を幸福にする人が真に幸福
人を自由にする人が真に自由」(本文から)
人間万歳と言いたくなる読後感です。
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