本物の美って？ 2010/02/17 (Wed)

安達です。
昨日は、パーカッション二人と玖珠の八幡という地区にコンサートに行って来ました。
喜んでいただけるという事が最高の報酬だと、今までに感じていた上に更に深く確認出来ました。
この会場に大変美しい６０代のご婦人がいらっしゃいました。コンサートが終わって、お茶を頂きながら、お話を聞いて初めて、彼女の目はほとんど見えていない事を知りました。美しい笑顔、朗らかな話し方、幸福な人の代表に見えます。でも、その人生は戦いの連続だったようです。一緒にみえていたハンサムなご主人は七年前に喉頭ガンになり、その克服のドラマも語って頂きました。
綺麗とか、美しいという事の本質とは、いったいどういう事をいうのか、考えていた、その時の出会いなので、ここに大きなヒントがあるなと思いました。
苦痛や汚さや醜い物が無い事を「美」と呼ぶのではなく、美の反対側にある醜悪な物を排除せず、それさえも自分の生命力で自分色に染め上げられる力を持つ物こそが本物の美なのかなと思ったりしました。