妹と 2010/08/04 (Wed)

安達です。
セミの声がマラカスの音に聞こえます。きっと、昨夜のカラオケ大会で子供達が使っていたからでしょう。

妹との１１日間もあっという間でした。多分、母が今日からしばらく寂しい思いをするのでしょう。
昨日は、１日、妹と一緒でした。朝は私の講演があったので中津市の公民館に行き、昼から子供達を連れてプールに行き、夜は家でカラオケ大会。

毎年この時期に妹は帰って来るのですが、今年は父の七回忌でやはり特別だったのでしょうか、弟も一緒に遊びに行ったりして、姉弟がスリーショットで写真に納まる図なんて子供の時から考えてもほとんど無かったような気がします。
父が姉弟の距離を縮めてくれたのかもしれません。

昨日の講演会の中で、いつものように山口さんのピアノソロのための「お題」をいただいた時、お客様の中から「お父さん、ありがとう」という言葉が出ました。
山口さんのピアノはまさに、優しい父の面影を思い出させてくれ、思わず、涙ぐんでしまいました。
もしかしたら、父は妹と一緒にうちに帰っていたのかもしれません。
講演の中でも父の話が出てきました（私の話は毎回、何が出てくるか自分でもわからないのです）


妹と私は小さい時から、よく喧嘩をしました。
性格も趣味も違います。
でも、私がフルートをしていた事で、妹の人生が決まってしまったというのは、つい、最近知りました。
妹は高校進学を決める時に、「姉ちゃんはきっと、フルートで東京の音大に行くだろうから、私はお金がかからないようにしないと」と、奨学金で、看護科に進んだのです。
だから、私が東京の大学に落ちて、結局地元の大学に行くようになった時には妹なりのショックがあったようです。
それが、良かったとか、悪かったというのではなく、家族とは、なんと大きな影響をもたらす存在なのでしょうか。地球と月の関係のように、満ち潮の時もあれば引き潮のもあり、体調にも、生死にも影響を及ぼします。
ありがとう
ありがとう