すごい人 2010/08/23 (Mon)

安達です。
新聞に連載されている小説「新・人間革命」を点訳しています。
これは、全盲のお友達に読んでもらうために紙に手打ちで打っています。一章ごとに一冊にして持って行きます。このお付き合い１３年になりました。
その間に、そのお友達は大きな事故で、ご主人と娘さんを亡くしてしまいました。彼女も重傷でしたが、息子を思う強い一念で奇跡的に回復しました。
その時に彼女に元気を与えたのは、この小説だったと思っています。
マッサージの治療院をしています。息子さんは県外の専門学校に行っています。私が行った時には、彼女は庭の花に水をやっていました。家の前に置いている車のエンジンがかかっていたので、息子さんがいるのかなと思って聞くと、息子がいない時は彼女が毎日、エンジンをかけるのだそうです。息子さんが話題になった時の彼女、幸せそうです。
人間の偉大さを教えてくれる一人です。