いい空気 2009/10/01 (Thu)

安達です。
私は点訳ボランティアを１４年ほどやっています。
点訳なら一人で、空いた時間を使って出来るかなと思って始めたのですが、それは全くの見当はずれで、一冊の本を点訳するのに、最低三人の校正者が必要だし、点訳上のルールも変動するので常に勉強しなければならないのです。
私は校正もさせていただいているので、月に一度の勉強会にも出るようにしています。
校正といっても私の後に最終校正者がいるので安心なのですが、それでも なるべく間違いを少なくしたいと思ってはいます。ただ、これには向き不向きがかなりあります。 私のようにおおざっぱな性分では校正は駄目です。
私以外の校正者の方は皆さん緻密で、落ちが無く、知識も豊富です。
この勉強会では点訳や校正をしていて実際にどう判断したらいいのか分からなくなった所を持ち寄って、校正者が皆で考えているのです。
損得では無く、真面目で真剣な人の集まった場所には気持ちよい空気が流れます。その空気が好きです。どんな空気の中に自分を置くのか、これは、残された時間が短くなりつつある者にとっては大問題です。
１ヶ月ほど前に一冊打ち終えたので、今日又一冊打ち始めるべく、点字図書館から一冊借りて帰りました。アロマセラピーの本です。