変わらない 2014/01/12 (Sun)

安達かずみです。

昨日は地域おこしのお手伝いでレンコン餅販売で一日売り子をして、今日はお姑さん孝行で続けている詩吟の師範会です。
30年もやっているので、段は上級者です。実力は伴いませんが。

于濆（うふん）という人の絶句を吟じました。

花 開けば 蝶 枝に満つ
花 閉じてしまえば、蝶は稀である
ただ、毎年やって来る燕だけは
主人が貧しくなっても変わらずに帰って来る

こんな意味の詩です。
誰かに対して、その人の状況がどう変わろうと、自分は変わらない。
できることならどの人に対してもそう言える自分になりたいと強く思います。

からくりからくさ 2013/12/31 (Tue)

安達かずみです。

生き物のすることは、変容すること。それしかないのです。
それしか許されず、おそらくまっすぐにそれを望むしか、他に道はないのです。だって生まれた時から、すべてこの変容に向けて体内の全てがプログラミングされているのだもの（梨木香歩著『からくりからくさ』から）

今年一年間、どれだけ変わる事ができただろうと、考えています。

今年の始めに年賀状に書いた言葉は「全部笑おう」でした。
一年の終わりに、夫の難病宣告がありましたが、とにかく、夫が一日に何度も笑えますようにと、祈っているので、毎日ほんとによく家中で笑っています。
だから、これもなんとかクリアかな？

変容の時には、「根っこから掘り起こすような作業をしないといけない。かといってその根っこを捨ててしまうわけにはいかない。」（前掲）

来年は更に、いよいよの、変容を起こしていく決意をしてますよ。

笑いおさめ？ 2013/12/29 (Sun)

安達かずみです。

甥のナオキと娘が一緒に宿題をしています。
娘が、私は声を出してないと眠くなる、と言って、プリントの問題を大きな声で、アナウンス調に読み上げると、ナオキも負けじと自分のプリントを歌うように読みます。
そのうち、娘が
「あー、ウルサイ！」と叫びます。
さっきから、それの繰り返し。

ナオキが算数の図形の問題をしていて
「見取り図って何？」と娘に聞きました。
娘
「検索すればいいやん」
ナオキ。たぶん娘のスマホに
「ミトリズッテナンデスカ？」（外国人調で）

私は同じ部屋の反対側で点訳作業をしていたのですが・・・

かっこいい大人 2013/12/25 (Wed)

安達かずみです。

昨日のことです。
Ｔさんと別府駅の中を歩いていたら向こうから、お人形さんを上着でくるむようにして抱いている老婦人が歩いて来ました。
私は、いつも行く老人ホームでそういう人をよく見るので、少し認知症気味の人かなと思った程度で通りすぎようとしたのですが、Ｔさんは、その人に声をかけました。
ーー可愛いですね。
その人は嬉しそうに、その人形は、孫が１５年前に自分にプレゼントしてくれたもので、もう、壊れているけど、色々な言葉を話すのだと、人形の声を聞かせてくれました。
Ｔさんと私はしばらく、そこでその人と話をしました。別れ際、彼女は
ーー話しかけてくれてありがとう
と言って、先程見た感じとは全く違う明るい顔でした。
後で、Ｔさんが言うには、彼女を見た時、何か息が詰まったような感じがしたのだそうです。
ーーでも、私が声をかけたかったから、かけたのよ
と。

もう１つ、昨日の話。
昨日行った施設のＡさんは、アゴヒゲを生やしています。
コンサートが終わって、そのアゴヒゲがなかったら、もっと若く見えますよ、と誰かが言うと、Ａさん
ーー随分前に、この施設で、Ｏ157を出してしまった事がありました。その時は何日間も施設に泊まり込んでの対処で、頬はこけて髭ぼうぼうになりました。それからこのアゴヒゲを剃らないようにしています。あの時のことを忘れないように。

楽しいクリスマスコンサート 2013/12/24 (Tue)

安達かずみです。

毎年、12月24日には、臼杵市にあるみずほ園に来ます。今年で６回目になりました。

入所者の方や学園の児童の方たちで、賑やかなクリスマスコンサートになります。
何しろ皆さん、リズム感が良くて、音楽への集中がスゴイので、私達演奏をする側も音楽での一体感を味わわせてもらって、とても楽しく出来ます。

むすんでひらいての理事である、乙津が、初めてこのクリスマスコンサートをした時に、思わず涙してしまった、みずほ園の方々の可愛さ。
音楽は、あらゆる外側を剥ぎ取る力があるのかもしれません。

良いお年をと言うために毎年来てるような気がします、
と言って、みずほ園を出ました。