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むすんでひらいてmusic

文化芸術サポートオフィスむすんでひらいての音楽分野におけるブログ

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安達です。
芥川龍之介の「羅生門」を読みました。一瞬一瞬に変化する人間の心がまるで自分の事のように感じられて恥ずかしい気持ちまで起こさせてくれます。文学の力を改めて認識しました。
「羅生門」の主人公のように、一瞬前に泥棒をしようかと考えていた人間が今は正義を振りかざし、次の瞬間には、老婆からその着ている着物を奪うという、変転極まりないのが、普通の人なのでしょう。でも、私は出来る事なら、ぶれない人間に近づきたいといつも思うのです。
縁に触れてその度に揺れ動く心を自分の師匠にしたくないと思うのです。 24時間の内どれだけ心をコントロール下に置けるかというと、本当に僅かな時間ですが、毎日、少しずつその時間が増えればいいなと思います。
多分、自分の心を占めているものに依るのだと思います。
心を占めているのが“自分だけ”にならないように、目指すべき人が常にいるように、苦しみの人を忘れないように、これが大事なポイントなのだと思います。
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